カトーは日本有数の鉄道模型メーカーです

鉄道模型1

カトーは株式会社関水金属が持つ鉄道模型ブランドです。日本の鉄道模型メーカーの中では古株であり、1965年に国産初のNゲージ製品とされている蒸気機関車と客車を販売しました。当時はNゲージサイズの模型車両に使用できるモーターやネジが無かったため、カトーが独自の技術で製造しました。日本の鉄道模型はNゲージサイズがもっとも普及しているとされていますが、これはカトーが力を注いだのがNゲージサイズだったためです。鉄道模型が趣味として普及している欧州各国ではHOゲージが主流ですが、サイズが大きいので日本の住宅には不向きとされていました。そのため、サイズが小さいNゲージの方が日本向けと判断され、製造の対象となったのです。

カトーは模型車両に限らず、線路やコントローラー、ストラクチャーなど鉄道模型に関する様々な製品を開発した会社でもあります。鉄道模型を趣味として楽しむなら模型車両に限らず、様々な製品を揃える必要があります。カトーは鉄道模型に関するすべての物を製造することで日本を代表すると言っても過言ではない、影響力が大きい会社になりました。同業他社が増加した現在でもカトーの知名度は低下せず、Nゲージと言えばカトーというイメージは損なわれていません。車両以外の製品もバランス良く販売されていることから、カトーの製品に限って収集している愛好家も少なくないと言えるでしょう。

鉄道模型2

鉄道模型の良し悪しは再現度や走行性能の高さが関係します。その点においてカトーは本物の車両の特徴を正確に再現しているうえに走行性能も高い、高品質な模型車両を作る会社なのは間違いありません。最新モデルの新幹線からクラシックなデザインの蒸気機関車まで、日本国内に存在していた車両のほとんどがカトーによって模型化されています。そのため、初心者からベテランまで幅広い層に愛されている会社と言っても過言ではありません。